HALEO ONLY THE REAL

名古屋ダイヤモンドドルフィンズS&Cコーチ古谷氏インタビュー

シーズン開幕こそ、全選手揃っての出場ができなかった名古屋ダイヤモンドドルフィンズですが、球団もチームスタッフも、そして選手自身も手応えを感じている今シーズン。

シーズン開幕前の9月上旬、選手を一番近いポジションで支えるS&Cコーチの古谷氏にインタビューを実施。ウィニングカルチャーへの第一歩として言い訳なしのトレーニングの中で感じた率直な想いを聞いてみました!

  • S&Cコーチ…ストレングス&コンディショニングコーチ。アスリートを対象に、ケガの予防と競技に必要な身体能力の向上を目的とした筋力トレーニングおよびその他のトレーニングを指導する専門家。

プロもアマチュアもベースは同じ、
違いはマインドセット

Q. アマチュア指導も経験しプロチームへ。プロとアマチュアで指導の違いはありますか?

古谷氏:僕の指導に関しては、強度の違いはあれどコンセプトやアプローチの違いはありません。身体の作りそのものの違いはなく、同じものなので!しかし、例えばパーソナルでお客様へダイエット指導する際は、S&Cという指導のほかにサービス業としての視点や、食事改善などをいかにポジティブにやる気を持ってもらえるかなど、企業が与えるサービスの一環を考えることが多くありました。

一方、プロチームは、ベースのモチベーションレベルが高い人たちへのアプローチでスタートラインが異なるので、マインドセットの部分が異なるのかなと感じます。勝つためにはやることが当たり前というラインからスタートできるので、その点は理解度という点で異なるかもしれません。

コンセプトやアプローチの中で
何を大切にしていますか?

Q. アマチュア指導も経験しプロチームへ。プロとアマチュアで指導の違いはありますか?

古谷氏:まず人間の構造を理解したうえで、しっかりリフトさせて重さで負荷をかけながら日々部位の強化をはかり、パフォーマンスアップと怪我の予防という点ですね。これは、プロもアマチュアも一緒です。あとは、アマチュアチームに指導していた頃によく学生に伝えていたことは「いつ僕がいなくなっても各自でしっかり同じことができるように」という事ですね。なんでこの時期にこれをやるのかとか、なぜこの回数行わなければならないのかなど、目的とアプローチ内容をしっかり伝える事です。

学生なんかは、3年間という時間を一緒に過ごすので、1年から指導した学生が3年生にもなると、僕が指導に入る前に下の学年に教えていたりするんです。とても大切な事で、教育と一緒だと思います。S&Cというトレーニングのアプローチだけではなく、アスリートに必ず必要となる環境「運動・栄養・ 睡眠」という点に関しても教育の一環でお伝えすることが多いですね。

言い訳なしのトレーニングカルチャー、
体づくりと向き合う

Q. 今シーズンから名古屋ダイヤモンドドルフィンズに入られ、シーズン前の約2ヶ月間をどのように過ごされてきましたか?
このシーズン前の準備期間に最も重要視していたことをお聞かせ下さい。

古谷氏:まず、僕がきたからにはウエイトルームでのS&Cカルチャーを確立することを徹底してきました。「言い訳なしのトレーニング」、このカルチャーを徹底し体づくりと向き合うことをスタンダードセットすることを大切にしました。僕がこのチームに来たばかりだからやりやすいと言うのもあるんですが、僕がこれくらいでいいよと言う線引きはしません。それが彼らのスタンダードになってしまうので、理想を過剰に伝えることも大切にしています。

まだまだバスケットボールという競技に限らず、トレーニングカルチャーが確立していないと、トレーニングの負荷やメニュー、個々のフォームそのもののレベルアップが必要だったりするのですが、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの選手は本当に真面目な選手ばかりで指導しやすいと言うか、このS&Cカルチャーをしっかり受け止めてくれているなと言う印象があります。

真面目な選手たちが故の結果に驚き

Q. この2ヶ月で結果は出ていますか?

古谷氏:先ほど言ったように真面目な選手たちなので、そんな選手たちだからこそ、指導にも熱が入りますし言わずと結果にもしっかり現れていると思います。除脂肪体重のアップやリフトする負荷のアップ、これは極端な話ですが100kgしか扱えなかった選手が200kg扱えるくらいの身体にもなっているので、この2ヶ月と言う短期間ですが僕自身も本当に驚かされています。

指導が云々より、個々の持っている質や潜在能力が本当に素晴らしいなと思います。僕自身も毎年アップグレードしたものを提供することを心がけているのですが、今回はすごく選手にもフィットしたと実感していますし、選手に対する尊敬とやり甲斐を感じています。

細かなポイント設定が大きな変化へ、ニュートリションへのこだわり

Q. その選手の変化のポイントはなんですか?

古谷氏:第一に、ウエイトルームでのこだわり。例えば、先週よりも重量や内容を少しでもレベルアップするよう目標設定を明確にすること。チャレンジすることの大切さや、設定した目標に対する限界レベルから逃げないことや負けないなど細かな意識改革が大切かなと思います。やっているプログラムそのものはシンプルで知識ある者がしっかり指導すれば大きな違いはなくて、そう言う細かなポイントをついてあげると、彼らのような真面目な選手には響くと感じました。

次に、ニュートリションへのこだわりです。
今まで僕がプロチームを経験してきた中で、こういうサプリメントや栄養を摂らせたいとか、このタイミングでこう言う栄養価が含まれるものを食べさせたいと言うニュートリションへのこだわりは常にS&Cとして思っていたけれど、それがうまくいかないと言うことはたくさんあって、自分が提供している内容とのジレンマをすごく感じてきました。その中で、選手本人もニュートリションへの意識レベルが低く、コンビニ食で済ませてしまうとか、未だにどこのプロでも掲げる問題のひとつなんじゃないかなと個人的には思っています。

しかし、今シーズン名古屋ダイヤモンドドルフィンズへきて、描いていたニュートリションの環境を球団の協力も頂きながら、HALEOという素晴らしい商品を取り入れることで、このジレンマを克服できたと感じています。

僕が提供しているプログラムは毎年進化していても考え方のベースは大きくガラッと変えることはなく、でもその中で真面目な選手個々の質が向上していることと、ニュートリションの質と意識改革が、ここまで驚くような結果へつながっているのではないかと感じています。

信頼し実感するものをプロへ提供したい、
マニアチックさがポイント

Q. HALEOを選んだ理由を教えて下さい。

古谷氏:僕がずっと信頼して使用してきてファンだったことが理由のひとつでもあります(笑)。いちトレーニーとして使って実感できるものを、サプリメントプログラムを導入する際はプロに提供したいとずっと思っていました。また以前からお世話になっている尊敬するトレーナー仲間からの信頼も厚かったHALEOだったので、今回自分のプログラムと一緒にHALEOでサプリメントプログラムを導入できたことが嬉しいです。

また、商品的なところで言うと、このタイミングでこう言うサプリメントが欲しいと言う製品がHALEOにはあると言うこと。他社製品にも素晴らしい魅力はあるのですが、まずプロアスリートに使用させる点で安心安全であること、また、マニアチックなフォーミュラで必要量がしっかり補えること、そしてチームで使用する際に個々での目標にしっかり応えられる商品数がある点が嬉しいです。

意識改革、予想以上の大きな進化

Q. トレーニングプログラムとサプリメントプログラムを提供してみてどんな変化が見られますか?

古谷氏:一生懸命頑張る選手に恵まれていることが第一ですが、各選手でそれぞれ少しずつ改善できていることが嬉しいです。ニュートリションに関しては、最初は意識レベルが低かった選手も、自分の結果や身体の変化に気付き始め、積極的にサプリメントを摂取し始めるようになりました。

また、トレーニングプログラムもある程度この選手にはこのレベルになって欲しいと言う思いで設定しているので、予想以上にそれが今うまくいっている点に関しては大きな進化かなと思います。

時期によりハンドルを
バトンタッチ!

Q. オンとオフシーズンでプログラムの違いはありますか?

古谷氏:オフシーズンに関しては、次のシーズンへの準備時間となるので、いろんなメニューをたくさんの量でかつ強い強度で実施していくことをメインにしています。10月からはシーズンが開幕してスタートとなるので、コンディション維持を意識徹底していくので、実施するメニューのボリュームと強度の調整に入ります。

S&Cコーチの僕がハンドルを握るかコーチ陣がハンドルを握るかを時期によってスイッチするようにしていて、7月の次シーズンへの準備期間は、週に4回トレーニングが実施され、S&Cの僕が負荷や強度を実施したいだけ徹底し、その期間はフロア練習のメニュー調整をして頂くよう対応頂いています。

8月に入るとフロア練習がメインになるため、トレーニング内容としては、負荷はしっかりかけるけれどもボリュームを調整する時期になります。オンシーズンになれば、個々のプレータイムや負担が異なるので、個々にモニタリングを行います。シーズン中は新しいことは控えて、コンディション管理を徹底します。なので、9月いっぱいでS&Cの内容としては、概ねシーズンの結果が見えてくると思います。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズの
サプリメントプログラム

古谷 純一氏
1988年1月8日、山口県出身。
2021-22 SEASONより、名古屋ダイヤモンドドルフィンズS&Cコーチに就任。
選手の怪我の予防、パフォーマンスアップのために力を発揮し、チームの目標達成に貢献。